蕎真 きょうしん｜樽町のお蕎麦屋さんで絶品鴨南蛮そばをいただく

樽町の綱島街道沿いにあるお蕎麦屋さん「石挽きそば 蕎真（きょうしん）」に行ってきました！

趣のある外観に硬派な？注意書きで、一見すると敷居が高いお店なのか…と思いきや。

店内雰囲気良く、店主さんの物腰もやわらかく、素敵で美味しいお店だった！行ってよかったー！

営業時間やサービス内容は記事執筆当時の情報に基づいており、現況と異なる可能性があります。

樽町の蕎真(きょうしん)に行ってきた！

こちらが今回訪れたお蕎麦屋さんの「蕎真（きょうしん）」さんです。

綱島から大綱橋を渡り、樽町の交差点を過ぎたその先の信号手前あたり。

綱島街道沿いに構えられた、さりげないお店の入り口。

外側からは店内の様子はわかりませんが、店頭には客席の雰囲気を伝える写真とお蕎麦のメニューが掲示されています。

当店の蕎麦は厳選した国内産玄そばを毎朝製粉し、五％のつなぎを用いて手打ちにて丁寧に打ちあげております。

蕎真

毎朝製粉、つなぎ5％、これはかなり蕎麦の良さを味わうことができそうです！

そしてその脇にはこんな貼り紙も。。

店主一人でサービスと調理を行っております
お席へのご案内、商品のご提供にお時間がかかります事ご容赦ください
また、お席でのお待ち合わせはご遠慮いただいております
お揃いのお客様からのご案内となります
よろしくお願い申し上げます

蕎真

入店前からだいぶ注意書きが多いッッ……！！！

基本的に店主さん一人で調理からホールまで対応されていること、席数限られることから、1名～2名での来店向きなお店のようです。

この貼り紙に、朴訥とした頑固な蕎麦打ち職人さんが不器用に営業されている姿を想像しながら入店すると…

わ～～！素敵な雰囲気！

見事な一枚板と見受けられるテーブルには、向かい合わせて4名まで座れるスペースと、柱を挟んで片側2名まで座れるスペースが。

店内には静かなクラシックが流れ、調度品・飾られた茶釜などもしっとりした雰囲気を演出しています。

我々は夫婦2名でうかがい、店内奥の2名テーブルへ。

綱島街道側の窓際席は、2名掛けが2テーブル。

光を取り入れつつ、外からは見えないようになっているため、落ち着いてお食事できそうです。

4名掛けサイズのテーブルももう1席ありました。

蕎真さんは並びが出ていることもあり、人気店なのは知っていたので待つのも承知でうかがいましたが、この日は平日のラストオーダーちょっと前ということもあってか、ほかのお客さんはゼロ。

ということで、入店するとすぐさま奥から店主さんが対応にきてくださったのですが、そうでない場合は入り口で焦らず待機が鉄則です。

お店入ってすぐの場所にも、こんな貼り紙がされておりました↓

店主一人で営業しております
調理中はお席のご案内が出来ません
恐れ入りますが、少々お待ちいただきたく、お願い致します

蕎真

さらに厨房近くのお会計脇にもこんな貼り紙↓

誠に恐れ入りますが調理中のお会計、ご注文等は少々お待ちください

蕎真

やっぱり注意書き多め…！！

で、店主さんどんな方かと思いきや。。

すごいにこやかで穏やかッッ……！！！！感じ良い～～！

まったく「不愛想な蕎麦打ち職人さん（架空）」みたいなイメージじゃなかったわ。

このあと注文から商品提供、お会計まで通して対応してくださったんですが、大変物腰やわらかくて安心できる接客をいただきました。

あの数々の貼り紙…店主さんが良い方過ぎて、先んじて注意書き多くなってる系だね。

蕎真のメニュー｜昼飲みも可能

お店の前にもお蕎麦のメニューと価格は出ていますが、その他詳細含めて紹介していきます。

シンプル・定番なラインナップ！

お蕎麦そのものを楽しむならせいろが一番と思いつつも…

「上質な海苔」「おろしと五種類の薬味」「自店調理のきのこ」「岩手県産地養鳥」「青森県産バルバリー種」

などなど、トッピングにも気になるワードがたくさんです。

温かいおそばのメニューには、生湯葉やがんもどきを使ったお蕎麦も！

お蕎麦をシンプルに楽しみたい気持ちと、上に乗った具材が気になる気持ちとで迷う～

お蕎麦に追加で頼めるオプションはこちら

蕎真さんは昼のみの営業ですが、お酒の用意もあります。

ですので、お酒のおともメニューもこのように用意されています。

ドリンクメニューはこちらです

日本酒は店内にほかの銘柄も掲示されていました。

そして、季節柄こんな特別メニューも！

完全予約制で年越しそばの予約も受け付けているそうです！

年越しそばの予約は、営業時間外（15時以降おすすめ）に電話にて。

12月27日までの受付で、大みそかの12:00～13:00または17:00～18:00の受け取りです。

ちなみに、2022年12月1日より、三商品（鴨・ビール・越後流）で価格改定があったそうです！

本格そばに他とは一味違う鴨…蕎真の南蛮そばが絶品

本当に美味しい蕎麦屋さん初来店時は、せいろやざるでシンプルにいただくべし…

と、以前食べに伺った「ふがく」での学びを心に秘めつつ

今回もどうしても頼みたくなってしまいました。

鴨南蛮そばをオーダー！

いや、しょうがない。すごく寒かったんだこの日。

鴨南蛮で暖まりたくなってしまったんだ。。

客が私たち一組だけだったのもあってか、注文してから7～8分ほどで2名分のおそば提供です。

ほかほかと美味しそうな香りのするつゆに、細く美しいおそば。

そこにたっぷりの鴨と透き通ったネギ、鮮やかな三つ葉が乗っています。

柚子の皮の色と香りも嬉しい。。

提供の全容はこんな様子です。

おつゆを楽しめるレンゲと、薬味皿には刻みネギ＆おろし生姜が。

お蕎麦、ツルツルと喉越しが良く、大変においしい……！！

温かいおそばはしっかり味のつゆに浸っているため、おそらく冷たいおそばのほうがコシや香りは感じやすいのかもしれません。

ですが、それを踏まえても余りある「蕎麦単体」の美味しさ…！！

これはウマイっっ！！！！！

そしてこの鴨です。

蕎真さんが使っている鴨は青森県産バルバリー種（フランス原産の鴨）。

食べる機会の多い合鴨とはまた一味異なり、鴨の肉の旨味をとても強く感じます。

なおかつ臭みはなく、繊維が細くてやわらかい肉質で最高か。

脂分は少な目で気持ちあっさりしているので、お出汁やお蕎麦の味わいの邪魔をしません。

お蕎麦をある程度食べ進めたあとに、薬味のおろし生姜をプラスしていただきました。

この生姜によってまたつゆの雰囲気が変わり、違った形での完成形になる…バランスが抜群です。

ちなみに夫は鳥南蛮そばを頼んでいました。

こちらも鶏の旨味しっかりで最高に美味しいのと、鴨と比べてお肉の脂がより溶け出していているつゆが全く違った味わいで、これまた絶品！

お蕎麦完食の少々前、程よいタイミングで蕎麦湯が追加提供されました。

蕎麦湯だけを楽しみたい場合は、おちょこも出してくれるそうです。

私はおつゆに足していただきましたが、どろりと濃いめの蕎麦湯で美味しいシメになりました。

最後、これまた気の利いたタイミングで注ぎ足しにきてもらえたアツアツそば茶をすすって退店です。

いやー。。

非常に満足度の高いお蕎麦屋さん、さすがの人気店というところですね。

重ねてお伝えしますが、全体を通して待ち時間多めになるのは承知のうえで出かけるか、空いている時間を狙っていくのがおすすめです！

ごちそうさまでしたー！

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